二重小惑星(読み)ニジュウショウワクセイ

デジタル大辞泉 「二重小惑星」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐しょうわくせい〔ニヂユウセウワクセイ〕【二重小惑星】

二つ小惑星が互いに引力を及ぼし合い、共通重心周囲公転運動しているもの。小惑星帯では、太陽に近い方に二重小惑星が多く発見されることが知られている。バイナリー小惑星連小惑星連星小惑星

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世界大百科事典(旧版)内の二重小惑星の言及

【特異小惑星】より

…(6)532番ヘルキュリナはその背後を恒星が通過するいわゆるえんぺいの現象の際,恒星が小惑星に潜入する予想時刻の約90秒前に,約5秒間恒星の光が消えるのが観測された。このような現象は直径200kmの本体の近くに直径50kmの小惑星を伴っているとすれば説明できるので,二重小惑星ではないかと考えられている。このような例は今日まで約10個が報告されている。…

※「二重小惑星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」