精選版 日本国語大辞典 「二重底」の意味・読み・例文・類語 にじゅう‐ぞこニヂュウ‥【二重底】 〘 名詞 〙① 箱などで、底が二重になっているもの。容器などにつくった二段の底。[初出の実例]「二重底なる舟の行末 浪の声幽に消て形はなし」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二二)② 転じて、ふた心のあること。また、その人。また、別々に混同せずに物事を考えること。[初出の実例]「真面目なものだ。誰かの様な二重底ではないぞ」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例