五ノ坪村(読み)ごのつぼむら

日本歴史地名大系 「五ノ坪村」の解説

五ノ坪村
ごのつぼむら

[現在地名]湖北町五坪ごのつぼ大光寺だいこうじ

市場いちば村の東に位置。丁野木ちようのぎ川を挟んで南に田中たなか村。南東部に枝村大光寺村。応永二八年(一四二一)二月日の竹生島衆徒等目安案(竹生島文書)に「浅井西郡五坪」とみえる。同目安案によれば当地の栗間某が竹生島蓮華会の頭役を拒否し問題になっており、同人を速やかに処罰することが延暦寺に申請されている。寛永石高帳によれば高八二九石余で山城淀藩領。元禄郷帳では大和郡山藩領・旗本徳永領の相給。文政石高帳では郡山藩領五五五石余・徳永領二六二石余。享保九年大和郡山領郷鑑によれば慶長七年(一六〇二)検地による同藩領の反別は田三二町八反余(うち上田二五町二反余)、畑屋敷一町五反余(うち上畑九反余・屋敷三反余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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