五十展転(読み)ゴジュウテンテン

デジタル大辞泉 「五十展転」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐てんてん〔ゴジフ‐〕【五十展転】

仏語法華経ほけきょうを聞いて随喜した人が次々に他人に語り伝え、50人目になってもその功徳くどくは変わらないということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五十展転」の意味・読み・例文・類語

ごじゅう‐てんてん ゴジフ‥【五十展転】

〘名〙 仏語。法華経が人から人へと伝え説かれて、五〇人目に及ぶこと。また、五〇人目にあたる人でもなお功徳を受けることが大きいという意。
※日蓮遺文‐持妙法華問答鈔(1263)「一念信解の功徳は五波羅蜜の行に越へ、五十展転の随喜は八十年の布施に勝れたり」

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