五妙の音楽(読み)ごみょうのおんがく

精選版 日本国語大辞典 「五妙の音楽」の意味・読み・例文・類語

ごみょう【五妙】 の=音楽(おんがく)[=楽(たの)しみ]

  1. 宮・商・角・徴・羽の五音がすばらしい音楽。美しく妙なる音楽。極楽浄土形容
    1. [初出の実例]「五妙音楽頓絶聴聞」(出典往生要集(984‐985)大文一)
    2. 「諸天五妙のたのしみも此の時ながく尽き」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android