五島盛繁(読み)ごとう もりしげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五島盛繁」の解説

五島盛繁 ごとう-もりしげ

1791-1865 江戸時代後期の大名
寛政3年9月26日生まれ。五島盛運(もりゆき)の3男。文化6年肥前福江藩(長崎県)藩主五島家10代となる。藩財政再建のため殖産興業を奨励し,文政3年産物方を設置した。4年学舎を拡大して藩校育英館と改称。慶応元年4月19日死去。75歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の五島盛繁の言及

【福江藩】より

…肥前国(長崎県)南松浦郡福江に藩庁を置いた外様小藩。藩主は五島氏。1万2530石。五島藩ともいう。松浦党(まつらとう)の成員であった五島列島北端の宇久氏は,南端の福江島進出を契機として海上貿易権を掌中に収め,有力な在地領主を同族化することによって五島列島の統一に成功し,1587年(天正15)豊臣秀吉の九州征伐後,本領を安堵されて近世大名となった。石高は1万5530石。1655年(明暦1)5代藩主盛勝のとき,叔父盛清に3000石(富江領)を分知してから1万2530石となる。…

※「五島盛繁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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