五島盛運(読み)ごとう もりゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五島盛運」の解説

五島盛運 ごとう-もりゆき

1753-1809 江戸時代中期-後期大名
宝暦3年10月23日生まれ。五島盛道の5男。長兄は病弱で他の兄たちも早世したため,明和6年(1769)肥前福江藩(長崎県)藩主五島家9代となる。肥前大村領(長崎県)からの農民移住を奨励し,開墾にあたらせた。文化6年5月9日死去。57歳。通称孫次郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の五島盛運の言及

【福江藩】より

…肥前国(長崎県)南松浦郡福江に藩庁を置いた外様小藩。藩主は五島氏。1万2530石。五島藩ともいう。松浦党(まつらとう)の成員であった五島列島北端の宇久氏は,南端の福江島進出を契機として海上貿易権を掌中に収め,有力な在地領主を同族化することによって五島列島の統一に成功し,1587年(天正15)豊臣秀吉の九州征伐後,本領を安堵されて近世大名となった。石高は1万5530石。1655年(明暦1)5代藩主盛勝のとき,叔父盛清に3000石(富江領)を分知してから1万2530石となる。…

※「五島盛運」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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