五日の風(読み)いつかのかぜ

精選版 日本国語大辞典 「五日の風」の意味・読み・例文・類語

いつか【五日】 の 風(かぜ)

  1. ( 「論衡‐是応」の「太平之世、五日一風、十日一雨、風不枝、雨不塊、雨必至夜」による。多く「十日の雨」とともに使われる ) 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降ることで、気候が順調で太平なさまをいう。五風十雨(ごふうじゅうう)
    1. [初出の実例]「五日の風枝を鳴らさず、十日の雨壌(つちくれ)を破ることなし」(出典太平記(14C後)三二)

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