五明廃寺
ごみようはいじ
[現在地名]上里町五明 若宮
神流川右岸の沖積扇状地、標高七二メートル前後の微高地上に立地しており、寺域は東西一三〇メートル・南北一五〇メートル前後と考えられている。発掘調査によって、直接寺跡に関係する遺構は検出されなかったが、奈良期の多量の瓦が出土。出土した瓦は単弁一六葉蓮華文軒丸瓦・単弁八葉剣菱文軒丸瓦・単弁八葉蓮華文軒平瓦、および葡萄唐草文軒平瓦二種と花菱文軒平瓦、丸瓦・平瓦は凸面の整形技法の違いから三種類に分けることができる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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