五葉苺(読み)ごよういちご

精選版 日本国語大辞典 「五葉苺」の意味・読み・例文・類語

ごよう‐いちご ゴエフ‥【五葉苺】

〘名〙 バラ科の落葉性亜低木。本州中北部、北海道の深山の日当たりのよい所に生える。茎は細い草質で横にはい、全体に長い剛毛と棘(とげ)がある。葉は長い柄をもち鳥足状の五小葉からなり、まばらに互生する。小葉は倒卵状楕円形で先はとがり、縁に重鋸歯(きょし)がある。夏、短い枝をたて、一、二個の小白花をつける。核果球状で赤く熟す。〔日本植物名彙(1884)〕

ごよう‐も ゴエフ‥【五葉苺】

〘名〙 植物「やぶがらし(藪枯)」の異名。〔薬品手引草(1778)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「五葉苺」の解説

五葉苺 (ゴヨウイチゴ)

学名Rubus ikenoensis
植物。バラ科の落葉小低木,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android