デジタル大辞泉 「藪枯」の意味・読み・例文・類語 やぶ‐がらし【×藪枯】 ブドウ科の蔓性つるせいの多年草。空き地などに生え、よく伸びて分枝し、巻きひげがあり、他の植物を覆って枯らすことがある。葉は卵形の5枚の小葉からなる鳥足状の複葉で、互生。夏、淡緑色の小花を多数つけ、花盤は黄赤色。実は黒く熟す。びんぼうかずら。びんぼうづる。やぶからし。《季 秋》「生垣を屋根に上りぬ―/梓月」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「藪枯」の意味・読み・例文・類語 やぶ‐がらし【藪枯】 〘 名詞 〙 ( 「やぶからし」とも ) ブドウ科のつる性多年草。各地の山野に普通に生える。先が二またになった巻ひげで他物にからみ繁茂する。葉は鳥足状複葉で五枚の小葉からなり、普通互生し、おのおの巻ひげと対生するが、花序をつける節には巻ひげはなく二枚の葉が対生する。小葉は柄をもち卵形または長卵形で縁に鋸歯(きょし)がある。夏、葉腋に花柄が伸び、淡緑色の四弁花が群がってつく。花弁はすぐ落ち赤い花盤が目立つ。果実は球形で紫黒色に熟す。漢名、烏蘞苺。びんぼうかずら。《 季語・秋 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
動植物名よみかた辞典 普及版 「藪枯」の解説 藪枯 (ヤブガラシ・ヤブカラシ) 学名:Cayratia japonica植物。ブドウ科のつる性多年草,薬用植物 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報