井出神社(読み)いでじんじや

日本歴史地名大系 「井出神社」の解説

井出神社
いでじんじや

[現在地名]江南市宮後

祭神不詳。旧郷社。境内一千四〇〇坪。「延喜式」神名帳に「井出イテノ神社」、尾張国神名帳に「従三位上 井出天神」とある。文政八年(一八二五)宮後村の願書(三輪正一氏所蔵文書)に「井出ノ宮」、天保村絵図には青木あおき川の西に「井出神社」とみえる。前野まえの村と宮後みやうしろ村との間に清水が湧き出る所があり、水がかれることがなく、下の村々の用水となっていた。この清水の西南に当神社があり、この清水が御手洗になったという(徇行記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android