井口中村(読み)いのくちなかむら

日本歴史地名大系 「井口中村」の解説

井口中村
いのくちなかむら

[現在地名]井口村川上中かわかみなか

赤祖父あかそぶ川の扇頂部に位置し、北は蛇喰じやばみ村、東は赤祖父川を境に池田いけだ村、西は北野きたの(現城端町)。北側の丘陵地に経塚遺構があり、寺山てらやまの小字もあるが由緒不明。慶長一六年(一六一一)の知行所目録(岩坪家文書)では「利波郡 中村」において安藤長左衛門尉が一四九石を与えられている。元和五年(一六一九)の家高新帳では「しやはミ与」に属し、「拾間 中村」とある。「此の村之儀、先年井口中村と書き申処に、延宝三年より中村と書べく仰せられ候」と礪波郡村名之由来書記上申品々帳(川合家文書)にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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