井延村(読み)いのぶむら

日本歴史地名大系 「井延村」の解説

井延村
いのぶむら

[現在地名]八女市井延

黒土くろつち村の南に位置する。福島ふくしま町から当地を経て豊後別路に通じる道が通る。正保四年(一六四七)の大小道之帳に「いのぶ村」とみえ、山内やまうち村・馬場ばば村方面に通じる道があった。寛文四年(一六六四)の有馬頼利領知目録(寛文朱印留)に井延村とある。本高は一九六石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」では古高三七五石・役高三三四石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高三三四石、文化四年(一八〇七)畝付帳では本田一二町九反余・畑田二町三反余・畑三町三反余・居屋敷二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む