日本歴史地名大系 「井戸山村」の解説 井戸山村いどやまむら 千葉県:香取郡多古町井戸山村[現在地名]多古町井戸山北中(きたなか)村の西、栗山(くりやま)川左岸の丘陵端に位置する。江戸時代末期に描かれた村絵図(井戸山区有)には栗山川とその支流沿いに田地が広がり、丘陵上には山・畑・芝野などが散在している。中世は千田(ちだ)庄に属し、神奈川県立金沢文庫所蔵の題未詳聖教奥書に「元弘三年九月五日、土―為井土山入道百日」とあり、土橋東禅(つちはしとうぜん)寺で井土山入道の百日忌法要が営まれている。また明応三年(一四九四)七月一四日の香取貞秀寄進状(新福寺文書)に「千田庄 イト山(井戸山)村 田壱反」とあり、修理亮藤原貞秀が新福寺観音へ所領を寄進している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by