井於神社(読み)いおじんじや

日本歴史地名大系 「井於神社」の解説

井於神社
いおじんじや

[現在地名]茨木市蔵垣内三丁目

素盞嗚命・天児屋根命・菅原道真を祀るため三所さんしよ明神ともいう。旧郷社。「延喜式」神名帳の島下しましも郡「井於イノヘノ神社鍬靫」に比定され、古くは宇野辺うのべ村にあったが享徳年間(一四五二―五五)当地に遷祀したと伝え(大阪府全志)、宇野辺の村名は本来の社名イノヘが転じたものという(摂陽群談)。「続日本紀」天平神護二年(七六六)四月二三日条に「摂津国人正七位下甘尾雪麻呂賜姓井於連」とあり、井於神社は摂津国井於連の氏社とする説もある。社伝では永正年間(一五〇四―二一)土豪三宅出羽守が天児屋根命を勧請したと伝え、三宅氏は室町時代に三宅みやけ城に拠って活躍した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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