丑寅(読み)ウシトラ

デジタル大辞泉 「丑寅」の意味・読み・例文・類語

うし‐とら【××寅/×艮】

との中間方角北東陰陽道おんようどう鬼門きもんとされる。

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精選版 日本国語大辞典 「丑寅」の意味・読み・例文・類語

うし‐とら【丑寅・艮】

  1. 〘 名詞 〙 方位十二支にあてて呼ぶときの、丑と寅の中間にあたる方角。北東。陰陽道などで丑寅の方角が神霊、鬼の訪れる方位とされるところから、特に鬼門の意がこめられることがある。
    1. [初出の実例]「雷三たび東北(ウシトラ)の角に鳴る」(出典日本書紀(720)皇極元年一二月(岩崎本訓))

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世界大百科事典(旧版)内の丑寅の言及

【方位】より

…これらの考え方は,修験者,陰陽師(おんみようじ),祈禱者によって民間に流布したものである。 外来の方位で最も恐れられたのは,陰から陽に転ずる鬼門(丑寅(うしとら))の北東,陽から陰に転ずる裏鬼門(未申(ひつじさる))の南西である。鬼門は悪霊の来る方位とされ,屋敷神を置いたり,京都に対する比叡山のように寺を置いて鎮護したりした。…

※「丑寅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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