井本 熊男(読み)イモト クマオ

20世紀日本人名事典 「井本 熊男」の解説

井本 熊男
イモト クマオ

昭和期の陸軍軍人 静岡新聞監査役;元・防衛庁統合幕僚会議事務局長。



生年
明治36(1903)年5月1日

没年
平成12(2000)年2月3日

出身地
山口県山口市

学歴〔年〕
陸士〔大正14年〕卒,陸大〔昭和9年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等瑞宝章〔昭和48年〕

経歴
参謀本部員、大本営参謀から昭和14年ソ連、ポーランド駐在武官を経て、15年参謀本部作戦課員となり、服部卓四郎の下、ガダルカナル島撤収を主張。17年今村均第8方面軍司令官の参謀となり、18年2月ガダルカナル撤収作戦を指導した。同年11月東条英機首相兼陸相の秘書官。19年第11、第13軍参謀、20年第2総軍参謀、陸軍大佐。戦後、第1復員局史実調査部に務めた後、27年に警察予備隊に入り、第4管区総監から、29年統合幕僚会議事務局長。陸上幕僚監部第5部長から幹部学校長となり、36年5月定年退官、史実研究所長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井本 熊男」の解説

井本熊男 いもと-くまお

1903-2000 昭和時代の軍人,自衛隊幹部。
明治36年5月1日生まれ。支那派遣軍参謀などをへて,昭和18年第八方面軍参謀としてガダルカナル島撤収を指導。第二総軍作戦課長,陸軍大佐のとき終戦。27年警察予備隊にはいり,29年統合幕僚会議事務局長,34年幹部学校長。のち史実研究所長をつとめた。平成12年2月3日死去。96歳。山口県出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「井本 熊男」の解説

井本 熊男 (いもと くまお)

生年月日:1903年5月1日
昭和時代の陸軍軍人。防衛庁統合幕僚会議事務局長
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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