井野尾村(読み)いのおむら

日本歴史地名大系 「井野尾村」の解説

井野尾村
いのおむら

[現在地名]伊万里市波多津町はたつちよう井野尾

標高二〇〇メートル足らずの丘陵地で、ほぼ中央を行合野ゆきあいの川が南流。正保絵図に村名がみえ、文化年中記録によれば「畝数十三町八段三畝二十五歩」とある。

寛政(一七八九―一八〇一)以降の板木組書上帳(主屋文書)には、草刈りについて他村へ依存していた様子につき「かしき并牛馬飼料之草村中ニて無御座候ニ付筒井村田代村中山村辻村畑津村之内ニて前々より伐来申候」とあり、年貢米輸送は行合野(現東松浦郡北波多村)経由の川船で唐津へのコースをとっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 溜池 井樋 大坂

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む