井野川利春(読み)イノカワ トシハル

20世紀日本人名事典 「井野川利春」の解説

井野川 利春
イノカワ トシハル

大正・昭和期のプロ野球監督 元・パ・リーグ審判員。



生年
明治41(1908)年3月30日

没年
昭和51(1976)年6月16日

出生地
岡山県

学歴〔年〕
明治大学本科法学部〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
橋戸賞

経歴
大正14年夏の中等学校山陽大会に関西中学の捕手5番で出場。昭和5、6年明大の正捕手。7年門司鉄道局に入り、9年秋ベーブ・ルースを相手の全日本軍に参加、復帰して11年第10回都市対抗で満州クラブを破り初優勝。監督兼捕手として新設の橋戸賞初受賞。13年応召、負傷して除隊、15年阪急監督兼捕手、18年再応召。復員後の22〜23年阪急助監督、26年のパ・リーグ審判を除き29年まで、東急、東映監督。その後阪急コーチ、32年パ・リーグ審判員、副部長となり41年退職した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井野川利春」の解説

井野川利春 いのかわ-としはる

1908-1976 大正-昭和時代の野球人。
明治41年3月30日生まれ。門司鉄道局で強打の捕手として知られ,昭和9年ベーブ=ルースらの全米チームとの試合活躍。11年門司鉄道局の選手兼監督として都市対抗野球初優勝。24年東急(のち東映)の監督。のちパリーグ審判員をつとめた。昭和51年6月16日死去。68歳。岡山県出身。明大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android