亜熱帯ジェット気流(読み)アネッタイジェットキリュウ

デジタル大辞泉 「亜熱帯ジェット気流」の意味・読み・例文・類語

あねったい‐ジェットきりゅう〔‐キリウ〕【亜熱帯ジェット気流】

緯度30度付近で吹く強い西風。冬に強まり、南半球では夏は南緯45度付近に移動する。高緯度側で吹く寒帯前線ジェット気流に比べて変動が小さく安定している。

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最新 地学事典 「亜熱帯ジェット気流」の解説

あねったいジェットきりゅう
亜熱帯ジェット気流

subtropical jet

南北両半球の亜熱帯上空200hPa付近の圏界面に軸をもつ西風ジェット気流のこと。基本的にはハドレー循環に伴う上層での角運動量の保存で形成される。上層ジェットの形成により傾圧性が高まることで傾圧不安定波が励起され,その渦運動量輸送で西風運動量が高緯度に運ばれることで寒帯前線ジェットが形成されてダブルジェットになることがある。寒帯前線ジェットは変動が大きく気候値には現れないが,亜熱帯ジェットは恒常的に存在し気候値に明瞭に現れる。

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世界大百科事典(旧版)内の亜熱帯ジェット気流の言及

【ジェット気流】より

…この場合,水平断面図上のジェット気流は,圏界面付近のジェット気流の軸を取り巻く風速の強い領域が下方へ伸びたものである。ジェット気流には亜熱帯ジェット気流Jsと寒帯前線ジェット気流Jpの2種類がある。日々の状態の典型的な場合,圏界面は南から熱帯圏界面,中緯度圏界面,寒帯圏界面に分かれ,各圏界面間にはギャップがあるが,この位置に南からそれぞれ亜熱帯ジェット気流,寒帯前線ジェット気流が存在している(図2)。…

※「亜熱帯ジェット気流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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