交趾船(読み)コーチぶね

精選版 日本国語大辞典 「交趾船」の意味・読み・例文・類語

コーチ‐ぶね【交趾船】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代長崎唐人貿易に来航した唐船一種コーチ交趾)からしたててくるもので、二檣網代帆の典型的な中国式ジャンク。広南船。
    1. [初出の実例]「日本に来る船は、此国の内広南(クワアナン) クイナム 南京 カンナイ 漳州 と云処より来るを交趾舟と云也」(出典:増補華夷通商考(1708)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android