交野八郎(読み)かたのの はちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「交野八郎」の解説

交野八郎 かたのの-はちろう

?-? 鎌倉時代盗賊
古今著聞集」によると,後鳥羽(ごとば)上皇が指揮する西面の武士たちにより,琵琶(びわ)湖の今津沖で捕らえられた。その際,上皇の問いに「つかまったのは,上皇が舟をこぐ櫂(かい)をあたかも扇のごとくあつかうのをみて急に気力がうせたためです」とこたえたという。のちゆるされて,中間としてつかえた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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