京橋金六町(読み)きようばしきんろくちよう

日本歴史地名大系 「京橋金六町」の解説

京橋金六町
きようばしきんろくちよう

[現在地名]中央区銀座ぎんざ一丁目

東と西を京橋白魚きようばししらうお屋敷に挟まれた片側町。北は京橋川沿いの河岸、南は京橋水谷きようばしみずたに町。国会図書館蔵寛永江戸図には金六丁、同二丁目とある。天正一八年(一五九〇)の徳川家康入府の頃までは京橋入川筋といい、のちに当地の開発者であるという旧家芝田金六の支配となり、その名をとって町名とした。明暦三年(一六五七)の大火後当地一帯が火除地となったため築地へ移され、さらに享保六年(一七二一)八丁堀はつちようぼりへ移され、同九年に元地と芝口しばぐち(芝口金六町)へ分けて移された(東京府志料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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