京細工(読み)きょうざいく

精選版 日本国語大辞典 「京細工」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ざいくキャウ‥【京細工】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 京都で作る細工品。
    1. [初出の実例]「美男京細工(キャウザイク)の、物いはざる業平に同じ」(出典浮世草子武家義理物語(1688)五)
  3. ( は細工がこまかく作ってあるところから ) 金銭にこまかいこと。勘定高いこと。
    1. [初出の実例]「京細工(ザイク)で細(こまか)ひ人じゃ〈大阪詞也。始末者也〉」(出典:譬喩尽(1786)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む