人工論(読み)じんこうろん(その他表記)artificialism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人工論」の意味・わかりやすい解説

人工論
じんこうろん
artificialism

幼児の知的特徴を表わすために,J.ピアジェが提出した用語幼児期において,たとえば「湖はおとなが掘って水を入れた」というふうに,すべての対象現象は,人間がつくりだしたものだと認識される段階がある。このような幼児の思考方式を人工論と呼び,いわゆる自己中心的認知構造一つと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む