人民解放軍(読み)じんみんかいほうぐん

山川 世界史小辞典 改訂新版 「人民解放軍」の解説

人民解放軍(じんみんかいほうぐん)

中華人民共和国の国防軍。1927年建軍された紅軍に始まり,八路軍新四軍をへて,47年3月中国共産党の指導するいっさいの軍隊を人民解放軍と改称,現在に至る。その間48年11月第一~四野戦軍が編成され,中国本土を解放した。

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旺文社世界史事典 三訂版 「人民解放軍」の解説

人民解放軍
じんみんかいほうぐん

中華人民共和国の国軍
1927年8月,中国工農紅軍が組織され,37年に抗日民族統一戦線が成立すると,紅軍は八路軍と新四軍に改編され,人民の力に依拠する人民戦争威力をみせつけた。1947年10月に中国人民解放軍と改称された。

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世界大百科事典(旧版)内の人民解放軍の言及

【中華人民共和国】より

…文革中の徹底弾圧(ただし,イスラム教だけは例外)から立ち直って,80年代に入って宗教活動は,制限されたなかで正常化した。
【政治】

[国家機構]
 国家機構は,国家権力機関,行政機関,司法機関の3本の柱からなり,国軍として人民解放軍がある。 国家の最高権力機関は全国人民代表大会(以下,全人代と簡称)で,立法権を行使するほか,行政,司法機関,および中央軍事委員会の主要な人事を決定するとともにその活動を監督し,国家予算を審議し,その執行を監督する。…

【フクバラハップ】より

…フクバラハップと日本軍・かいらい政府軍との交戦回数は1200回にのぼり,死傷者2万5000の損害を与え,日本軍による農村支配をきわめて困難ならしめた。戦後,フクバラハップは人民解放軍(HMB)と名称を改め,同じくフィリピン共産党の軍事組織として国内解放のための武力闘争に転じた。50年ころには体制危機をもたらしたが,しだいに勢力を失い,54年タルクは投降した。…

※「人民解放軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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