人笑(読み)ひとわらわれ

精選版 日本国語大辞典 「人笑」の意味・読み・例文・類語

ひと‐わらわれ ‥わらはれ【人笑】

〘名〙 (形動) 他人から笑われること。他人に笑いあなどられること。また、そのさま。ひとわらい。ひとわらえ。ひとわらわえ。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院我が子をや、人わらはれに、あはあはしく思はせん」

ひと‐わらえ ‥わらへ【人笑】

〘名〙 (形動) =ひとわらわれ(人笑)
※後撰(951‐953頃)恋五・九〇七「音に泣けば人わらへなり呉竹の世にへぬをだに勝ちぬと思はむ〈よみ人しらず〉」

ひと‐わらわせ ‥わらはせ【人笑】

〘名〙 (形動) 他人を笑わせるようなばかげた行為や姿。また、そのようなさま。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「ハンケチ咽喉を緊め、鬱陶敷を耐へて眼鏡を掛け、独よがりの人笑はせ」

ひと‐わらい ‥わらひ【人笑】

〘名〙 (形動) =ひとわらわれ(人笑)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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