人間道(読み)ニンゲンドウ

デジタル大辞泉 「人間道」の意味・読み・例文・類語

にんげん‐どう〔‐ダウ〕【人間道】

人間として行うべき道徳人道じんどう
仏語六道の一。人界にんがい人道にんどう

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精選版 日本国語大辞典 「人間道」の意味・読み・例文・類語

にんげん‐どう‥ダウ【人間道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人間としてふみ行なうべき道徳。人間としてあるべき正しい道。人道(じんどう)
    1. [初出の実例]「人間道にはづれしは、主でもなし僧でもなし」(出典:浄瑠璃・曾我五人兄弟(1699頃)道行)
  3. 六道の一つ人趣のこと。

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世界大百科事典(旧版)内の人間道の言及

【六道】より

…すなわち衣裳垢膩,頭上花萎,身体臭穢,腋下汗出,不楽本座の五相で死に至る。人間の人道(人間道)は生病老死の四苦八苦の世界であり,修羅道は鬼類の世界でつねに闘戦をくりかえしてやむことがない。畜生道は虫から蛇や竜,鳥獣にいたるまで弱肉強食をくりかえし,竜も畜類であることを説く《竜畜経》があり,牛馬も人間に使役される苦があるという。…

※「人間道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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