仁王門町(読み)におうもんちよう

日本歴史地名大系 「仁王門町」の解説

仁王門町
におうもんちよう

中京区二条通東洞院西入

東西に通る二条通(旧二条大路)を挟む両側町。東は東洞院ひがしのとういん(旧東洞院大路)から西は烏丸からすま(旧烏丸小路)に至り、中央を南北に車屋町くるまやちよう通が通る。

平安京の条坊では、二条大路上。平安中期以降は二条東洞院大路の西にあたる。

「台記」康治元年(一一四二)一〇月二六日条に「今日大嘗会御禊也、(中略)摂政乗唐車、於二条高倉見物、自是被供奉」とあり、また「帝王編年記」寛元四年(一二四六)一〇月二四日条に「御禊自閑院出御、上皇(後嵯峨)御見物御桟敷二条東洞院也」とあり、大嘗会の御禊の行列を見物するために、上皇の御桟敷が当町東方に設けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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