仁野村(読み)にのむら

日本歴史地名大系 「仁野村」の解説

仁野村
にのむら

[現在地名]御調町仁野

福山藩領芦田あしだ栗柄くりがら(現府中市)柞磨たるま(現福山市)山地で接する御調郡東端の山村大塔だいとう川の支流南東から北西方向に流れる。村域は山がちで水利は不便である。元和五年(一六一九)の備後国知行帳に「二野村」とあり、高一五五・九九八石。「芸藩通志」によると、畝数一五町六反余、高一三一・九二五石、戸数五八・人口二七四、牛三五・馬二〇。池に宮奥みやのおく池、神社に王子八幡宮、廃寺金竜こんりゆう寺があると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android