御調町(読み)みつぎちよう

日本歴史地名大系 「御調町」の解説

御調町
みつぎちよう

面積:八三・三一平方キロ

御調郡の北東部に位置し、芦田あしだ川の支流御調川の中流およびその支流域と、これを取巻く高原状の山地に立地。西は久井くい町、南は三原市・尾道市、東は福山市、北東は府中市、北は世羅郡甲山こうざん町に接する。町域南寄りを南西から北東に流れる御調川と、支流大塔だいとう川・江国えぐに川・山田やまだ川・諸原もろはら川・野間のま川などが開析谷を形成、低地には水田耕作、高地には畑作が多い。御調川沿いの道は古代の山陽道で、旧石見路(赤名越)は国道一八四号となって町の中央部を縦断、その交点に市街地いちがある。農業が中心で、林業畜産なども行われているが、福山市・府中市・尾道市・三原市など備南諸都市の通勤圏に属し、農業の兼業化が進む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報