事典 日本の地域ブランド・名産品 「今治タオル」の解説
今治タオル[繊維・刺繍]
いまばりたおる
愛媛県今治地域産のタオル。1894(明治27)年に今治市で阿部平助が白木綿不振の打開策としてタオル織物をつくったことに始まる。大正時代には大阪に次ぐ生産高を誇るようになり、現在では全国有数のタオル産地である。今治には晒しや染めに適した良質の水が豊富にあり、天然の軟水で晒しがおこなわれることで繊維にやさしい仕上げとなる。現在では、タオルの風合いをいかしたバスローブやスリッパなど多様なニーズに応えた商品が多数誕生。ブランドロゴはアートディレクター・佐藤可士和によるもの。2007(平成19)年7月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5060813号。地域団体商標の権利者は、四国タオル工業組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報