日本歴史地名大系 「今紺屋町」の解説 今紺屋町いまこうやまち 長崎県:長崎市長崎町今紺屋町[現在地名]長崎市魚の町(うおのまち)・麹屋町(こうじやまち)・諏訪町(すわまち)桶屋(おけや)町の南西、中島(なかしま)川を挟んで立地する長崎外(そと)町の一ヵ町で、陸手に属した。町並はほぼ南北に長く形成され、中紺屋(なかこうや)町に接する(享和二年長崎絵図)。原(すすきはら)橋が架かる。慶長一三年(一六〇八)頃、紺屋町(本紺屋町)の藍染職人の一部が移住して成立したとされる。元和八年(一六二二)ドミニコ会宛の長崎ロザリオ組中連判書付に「今かうや町imagoya` machi」の「かなさきのおとなしよ庵」が署名、また「こんや町」の「あんてれい」「るひす」らも署名している。寛永長崎港図に「今紺屋町通り」とあるほか、麹屋町との間に「新紺屋町」アタラシコウヤとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by