介護職うつ(読み)かいごしょくうつ

知恵蔵mini 「介護職うつ」の解説

介護職うつ

介護に従事する人の間で起きている、仕事のストレスうつ病などの精神疾患を発症しやすい事象のこと。厚生労働省(厚労省)の集計によると、2014年度の「社会保険・社会福祉・介護事業」の精神疾患の労災申請数は全業種の中で最も多い140人で、そのうち32人が労災認定を受けた。「社会保険・社会福祉・介護事業」には福祉施設などで働く人も含まれるが、厚労省は、精神疾患の労災申請者の多くは介護の労働者であるとしている。この数値を09年度と比較すると、5年間で申請数は2倍、労災認定は3倍に増加しており、業種別での労災認定数も「道路貨物運送業」に次ぐ2位となっている。増加の背景には長時間の残業や不規則な交代制勤務などがあると見られている。

(2016-5-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む