残業(読み)ザンギョウ

精選版 日本国語大辞典 「残業」の意味・読み・例文・類語

ざん‐ぎょう‥ゲフ【残業】

  1. 〘 名詞 〙 規定の労働時間以後も残って仕事をすること。また、その仕事。超過勤務。
    1. [初出の実例]「此の両部以外に於ては都合上残業しなければ間に合はぬ場合がある」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の残業の言及

【時間外労働】より

…労働保護立法または労働協約の定める標準労働時間(労働時間)を超える労働。1日の所定時間を超える残業・早出と,休日出勤とがある。日本の労働基準法は〈休憩時間を除き1日について8時間,1週間について48時間を超えて,労働させてはならない〉(32条)と定めているが,他方36条で,この限度を超える時間外労働が,労働組合または〈労働者の過半数を代表する者〉との〈書面による協定〉(三六協定)で可能とされている(ただし18歳未満の年少労働の残業は禁止)。…

【深夜業】より

…労働者の心身の負担が大きいため禁止・規制・特別の保護を必要とする時間帯の労働。時間外労働(残業)が長引いた際および交替制勤務において深夜業が問題となる。労働基準法では午後10時~午前5時を深夜として,25%の割増賃金支払義務や年少者と女子の就業禁止(10時半終業の交替制は可)を定めている。…

※「残業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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