仕切値段(読み)しきりねだん

精選版 日本国語大辞典 「仕切値段」の意味・読み・例文・類語

しきり‐ねだん【仕切値段】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その時その時で売買の成立するねだん。
    1. [初出の実例]「兎角は金の世の中に、優でご坐るの妙で候のと言ふ処が、結局(つまり)は仕切(シキ)り直段(ネダン)の上に有ること」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一)
  3. 信用取引清算取引で、建て玉(ぎょく)転売または買いもどしをした際のねだん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 兎角

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android