デジタル大辞泉 「兎角」の意味・読み・例文・類語
と‐かく
1 さまざまな物事を漠然とさす。何や
2 ある状態になりやすいさま。または、ある傾向が強いさま。ともすれば。ややもすると。「年をとると
「涙は―に止まなかった」〈小杉天外・はやり唄〉
3 何はさておき。何にせよ。「
4 (「とかくの」の形で)あれこれよくないさま。「彼には
[名]種々さまざまな事柄。
「先師暫く吟じて、―をのたまはず」〈去来抄・先師評〉
[補説]「兎角」「左右」とも当てて書く。
[類語](1)そうこう・あれこれ・とこう・あちこち・どうこう・何やかや・何かと・何かといえば・何かにつけ・何くれ・何くれとなく・かれこれ・なんだかんだ・なんのかの・どうのこうの・そこここ・ああだこうだ・あれやこれや・とざまこうざま/(2)臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・往往・たまたま・たまさか・
と‐こう
「―の注意がましき事をいうなどは」〈子規・墨汁一滴〉
[補説]「兎角」「左右」とも当てて書く。
[類語]そうこう・とかく・あれこれ・あちこち・どうこう・何やかや・何かと・何かといえば・何かにつけ・何くれ・何くれとなく・かれこれ・なんだかんだ・なんのかの・どうのこうの・そこここ・ああだこうだ・あれやこれや・とざまこうざま