仕舞太鼓(読み)シマイダイコ

デジタル大辞泉 「仕舞太鼓」の意味・読み・例文・類語

しまい‐だいこ〔しまひ‐〕【仕舞(い)太鼓】

遊郭大門を閉じる合図に鳴らした太鼓三番太鼓
芝居などの興行物のその日の終わりに打った太鼓。打ち出し太鼓。

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精選版 日本国語大辞典 「仕舞太鼓」の意味・読み・例文・類語

しまい‐だいこしまひ‥【仕舞太鼓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、芝居その他の興行物のはねに打った太鼓。うちだし太鼓。
    1. [初出の実例]「涼みのともし火吹(ふき)きえて、仕舞太鼓(シマイだいコ)も打はて」(出典浮世草子・好色産毛(1695頃)三)
  3. 遊郭で大門を閉じる合図に鳴らした太鼓。大坂新町、京都島原などの遊郭で行なわれた。三番太鼓。限りの太鼓。
    1. [初出の実例]「あとよりやりてのせめくればしまひだいこのやるせなく、もん日もん日の物思ひ」(出典:浄瑠璃・暦(1685)二)

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