他筆(読み)タヒツ

精選版 日本国語大辞典 「他筆」の意味・読み・例文・類語

た‐ひつ【他筆】

  1. 〘 名詞 〙 他人が書くこと。また、その書いたもの。
    1. [初出の実例]「ちうふけあるによて、たひつにてかくなり」(出典:醍醐寺文書‐元弘元年(1331)一〇月三日・尼了照寄進状案)

他筆の補助注記

「寂照宛芭蕉書簡‐貞享三年(一六八六)閏三月一六日」に「拙者門弟共は皆々かかせ申候。他筆宗匠共のをまじへ可申と、是故少調兼候」とあり、ここでは他門の意で用いている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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