付掛(読み)つけかけ

精選版 日本国語大辞典 「付掛」の意味・読み・例文・類語

つけ‐かけ【付掛】

  1. 〘 名詞 〙 通帳などに実際よりも多く記入すること。実際の支払金額や品数よりも多く書くこと。
    1. [初出の実例]「二合半我もむかしはけかしたか〈賀水〉 通のはしに付懸の月〈西演〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第四二)
    2. 「大方見世の者が、つけかけをして売ったのだらう」(出典:歌舞伎・勧善懲悪孝子誉(1877)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android