付際(読み)つけぎわ

精選版 日本国語大辞典 「付際」の意味・読み・例文・類語

つけ‐ぎわ‥ぎは【付際】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物と物とをつなぎ合わせた部分。物と物が接触しているところ。また、そのあたり。つなぎめ。
  3. 衣服の、袖がついている部分。袖付のところ。
    1. [初出の実例]「襟際・附際(つケきは)切ほどき、見れば内には袈裟衣、珠数迄添へて入れ置いたは、こりゃどふじゃ」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)三)
  4. 花道のある劇場で、花道と舞台とが接する部分。花道のつけねの部分。
    1. [初出の実例]「跡より刀鍛冶唐作、木綿の裁附を穿き、出て来り、花道附(ツ)け際(ギハ)に控へる」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む