最新 地学事典 「仙台植物群」の解説
せんだいしょくぶつぐん
仙台植物群
Sendai flora
宮城県の仙台層群産の植物化石群。鮮新世。51種。Metasequoia・Glyptostrobus・Juglans・Alnus・Carpinus・Fagus・Ulmus・Zelkova・Acer・Styraxなどの温帯植物を主体に,Cinnamomum・Ilex・Liquidambarなどの暖温帯要素を少数含む。層位的に下部と上部の植物群に分けられる。下部植物群は,中新世からの残存種と思われる暖温帯要素が上部植物群に比べ多い。仙台付近の後期中新世の根白石植物群に多産するLiriodendron・Sassafras・Catalpaなどの消滅属が産出しないことから,植生の現代化が推察される。参考文献:H. Okutsu(1955) Sci. Rep., Tohoku Univ., Ser.2, Vol.26:1
執筆者:尾上 享・矢部 淳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

