代父(読み)だいふ

精選版 日本国語大辞典 「代父」の意味・読み・例文・類語

だい‐ふ【代父】

  1. 〘 名詞 〙 カトリック教会で、生まれた子ども洗礼堅信礼に立ち会い、受洗者の神に対する約束の保証者となって、その宗教教育責任を持つ男性
    1. [初出の実例]「凡そ洗礼を受くる者は、必ず代父代母ありて」(出典:文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉内篇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の代父の言及

【代父母】より

…カトリック教会で,キリスト教への入信に当たって,成人洗礼志願者の信仰生活を親代りに導く信者のこと。3世紀以来見られ,代父母は洗礼志願式,洗礼志願者の典礼,および洗礼式と堅信式に立ち会い,証言その他の役割を果たす。後に幼児洗礼の場合も,信者の親に代わって代父母がその務めを果たすようになった。…

※「代父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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