代銭(読み)だいせん

精選版 日本国語大辞典 「代銭」の意味・読み・例文・類語

だい‐せん【代銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年貢または公事(くじ)として納入すべき収穫物に代えて納める銭。
    1. [初出の実例]「以前御計正米二百石之代銭事、僅百六十貫之由」(出典:高野山文書‐(嘉暦四年)(1329)三月一三日・雑掌久代了信書状)
  3. だいきん(代金)
    1. [初出の実例]「彌次郎に代銭をはらはせ、かのぬのこをきて、彌次郎兵へに木綿合羽をかへし」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む