かな【仮名】 を いたわる
- ① 和歌で、句末の仮名文字がいやしい感じを与えないように配慮する。
- [初出の実例]「かなをいたはると云ふは、げすしきかなを句の末におかじといたはるなり」(出典:悦目抄(1317‐19頃か))
- ② 俳諧で、かけことばによって、ことばを省略する。
- [初出の実例]「仮名(カナ)をいたはる 是は、さしのぼる月を峯の松といひて、見の字を略し、ふく風に昼のあつさも夏の暮と云て、なきの字を略するをいふ」(出典:俳諧・誹諧名目抄(1759))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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