日本歴史地名大系 「仮屋村」の解説 仮屋村かりやむら 熊本県:上益城郡清和村仮屋村[現在地名]清和村仮屋東は阿蘇郡方(ほう)ヶ野(の)村・白石(しらいし)村・神前(かみのまえ)村(現蘇陽町)、西は名荷園(みようがぞの)村・市野原(いちのはる)村・鎌野(かまの)村に接する南北に細長い村。大矢(おおや)川支流の黒峰(くろみね)川が北流し、南に黒峰(一二八三メートル)がある。日向往還が東西に通る。文明四年(一四七二)八月二八日の阿蘇山本堂造営棟別料足日記写(阿蘇家文書)に「いゑ三 さいふく寺」とあるのが「一統志」「国誌」に載る当村の西福寺のことであろう。慶長国絵図に村名の記載はないが、元禄国絵図には「大野村之内仮屋村」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報