仮想ドライブ(読み)かそうどらいぶ(その他表記)virtual drive

日本大百科全書(ニッポニカ) 「仮想ドライブ」の意味・わかりやすい解説

仮想ドライブ
かそうどらいぶ
virtual drive

コンピュータシステムにおいて、仮想的(バーチャル)につくられたドライブ類のこと。たとえばハードディスク(HDD)上にCD-ROMドライブやDVDドライブがあるように見せかけるもので、仮想ディスクドライブ、ディスクドライブ仮想化などともいう。専用ソフトなどをインストールすることにより、HDDなどの中にあるフォルダやディレクトリ、アーカイブデータを独立したディスクドライブとして認識させることで、実際のドライブと同じように使うことができる。使用するデータは、あらかじめ外付けドライブなどで読みこみ、イメージファイルとよばれる形式(ISO、UDF、VHDなど)で保存する。ユーザーからはパソコンにドライブが追加され、その中にメディアが挿入されたかのようにみえ、データを自由に読み書きできるようになる。

 光ディスクドライブを内蔵していないノートパソコンなどでもHDD内に仮想ドライブを設定することにより、イメージファイル化して複数の音楽CDやDVD映像などを簡単に入れ替えながら鑑賞できる、ドライブからの起動が必須のアプリケーションが使える、などのメリットがある。

 CD-ROMドライブやDVDドライブ以外に、フロッピーディスクドライブの再現や、RAM(ラム)上に仮想のHDDを構築するRAMディスクも仮想ドライブの範疇(はんちゅう)に入る。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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