起動(読み)キドウ

デジタル大辞泉 「起動」の意味・読み・例文・類語

き‐どう【起動】

[名](スル)動きや働きを起こすこと。特に、機器類が運転を開始すること。始動。「パソコン起動する」
[類語]始動運転労働作動稼働仕事勤労作業労作労務労役実働稼働働き勤務勤続勤め開始幕開き開幕始まる始めるしだすやりだす掛かる取り掛かるしかかるしかける着手する踏み出すスタート出出し立ち上がり手始め皮切り口切り封切り発動幕がふたく・蓋を開けるしょ・ちょ端を発する口火を切る火蓋を切る幕を切って落とす狼煙のろしを上げる手を付ける御輿みこしを上げる

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精選版 日本国語大辞典 「起動」の意味・読み・例文・類語

き‐どう【起動】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「起居動作」の略 ) 身の扱い方。立居振舞(たちいふるまい)。〔易林‐乾之第一・節〕
  3. 動き出すこと。また、動きの起点。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「中央を起動とする近代化〈略〉が地方と下層に波及・下降して行く」(出典:日本の思想(1961)〈丸山真男〉一)
  4. 発電機、電動機、蒸気機関蒸気タービンなどの運転を開始すること。始動。
    1. [初出の実例]「水車の起動、電気の並列、遮断などが、みんなオートマティックに行はれるのである」(出典:沈める滝(1955)〈三島由紀夫〉八)

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IT用語がわかる辞典 「起動」の解説

きどう【起動】

コンピューターなどの機器の電源を入れて、操作できる状態にすること。アプリケーションソフトについては、スタートメニューで選択したり、アイコンダブルクリックしたりして、実行可能な状態にすることを指す。◇電源投入後、オペレーティングシステムが起動するまでの一連の処理を「ブート」「ブートストラップ」という。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「起動」の解説

起動

コンピューターの電源を入れて、実際に操作ができる状態になること。または、アプリケーションを立ち上げることを指す。また、パソコンの起動に使うディスク起動ディスクという。WindowsMac OSでは通常ハードディスクが起動ディスクとなるが、ハードディスクに障害が発生して起動できなくなった場合には、CD-ROMなどのその他の記憶装置を起動ディスクにして起動することもできる。システムの起動と同時にソフトが動作を開始し、常にほかプログラムやユーザーの操作を監視したり、補助する状態を常駐という。日本語入力ソフトやウイルス対策ソフトなどがこの形で動いている。

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カメラマン写真用語辞典 「起動」の解説

起動

 パソコンの場合は電源を入れ、ソフトウエアを使用できる状態にすること。パソコンの OS が起動したあとは、使用したいソフトをダブルクリックするなどして立ち上げる。デジタルカメラの場合は、電源を入れてから撮影できる状態になるまでを起動時間と言う。この時間が短いほど即座に撮影に入れるため、重要視されている。

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パソコンで困ったときに開く本 「起動」の解説

起動

パソコンに電源を入れて、作業ができる状態にすることです。「ソフトを起動する」という場合は、ソフトを呼び出すことです。

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