仮構(読み)カコウ

デジタル大辞泉 「仮構」の意味・読み・例文・類語

か‐こう【仮構】

[名](スル)実際にはないことを存在するものとして仮に作り設けること。想像によってつくり出すこと。また、そのもの。虚構。「仮構世界

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仮構」の意味・読み・例文・類語

か‐こう【仮構】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仮に構造物をつくること。また、その物。仮のかまえ。仮のしつらえ。〔工学字彙(1886)〕
  3. 想像力によって組み立てられたもの。また、そのようにして組み立てること。虚構。
    1. [初出の実例]「写生━客観的━に拘泥して仮構の詩美を忘れるのは一方に偏したことである」(出典:続三千里〈河東碧梧桐〉明治四二年(1909)九月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android